本社に併設されている食肉加工施設は、食品の衛生管理基準とされるHACCP規格に準拠したもので、食肉の加工施設としてのハイレベルな基準をクリアしています。
施設内では定期的な室温管理をはじめ、紫外線とオゾンによる除菌・脱臭を行い、加工現場と器具を常にクリーンな状態に保っています。紫外線やオゾンによる除菌・脱臭は薬品による殺菌と異なり、薬による残留毒性がなく直接細菌に反応するので安全性と高い効果が得られ、食品類の殺菌には最適の方法であるとされています。
この施設で加工された食肉は、経験豊かな職人の目視による品質管理をはじめとして、加工過程すべてで当社の品質管理基準に応じた品質のチェックが行われています。
食肉の安全性を守るために導入されたトレーサビリティー制度は、英語で「追跡可能性」を意味し食品の産地や種別、流通経路といった履歴を確認できるシステムです。BSE問題や偽装表示問題をきっかけに、2003年6月に牛肉トレーサビリティー法が制定され、翌年12月には小売まで対象を拡大しました。この法律では10桁の固体識別番号で国が個別管理を義務化しています。その識別番号は食肉の処理後もついて回り、消費者が食肉の記録を知りたい場合には、パソコンや携帯電話で細かい履歴を閲覧することができます。
当社ではこのトレーサビリティー制度を順守するとともに、あらゆる流通過程を常に厳しくチェックし食肉の安全性を確保しており、安心して消費していただける食肉の供給を実現しています。